14年

2009年1月17日 エッセイ
早いものです。阪神大震災から14年です。

当時は中学2年生。
地震が起こったときは何がなんだかわからず。
寝相が悪くて、足下にまるまって寝ていたのが幸いして、枕元に
たくさん落ちてきた物の被害にはあわず。
ただ、しばらく怖くて震えていたことを覚えています。

そして、家のまわりに立ちこめる誇りと、ガスのにおい。
空が濁っていて、太陽が塵やほこりに遮られて不気味な光を放っていた。
近くの小学校では救援物資が配られたけど、何度も同じ人が並んでいたり、
ボランティアと称してスタッフに紛れ込み、どうどうと自分の店で物資を
売っていた人もいた。

街はあの傷跡はなかったかの様にきれいになった。

しかし、失ったものは大きく、マイナスから出発した人たちはまだまだ
震災と闘っている。

自分が生きている限り、震災を忘れることはないと思うし、逃れることは
ないのだと思う。
今は27歳になったが、やっぱり地震は怖いし。

震災で亡くなられた方々にご冥福をお祈り致します。
そして、すべての傷跡がなくなることを。

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